深夜や早朝にあれやこれやと考えた由無し事を思いつくままにノートしたものがこのホームページである。
とはいえ、書き始めると、諸事理解があやふやだったりとるにたらぬ誤解と妄想にとりつかれたりと混乱が右往左往する始末で、まったく難儀なものである。
高木伸という物理学者はその「巨視的トンネル現象」という著書の 43 ページの脚注で
参考書等に当たると複数の文献が引用されており,その文献を見るとまたと,読むべき文献数は鼠算で増える(発散の困難). ある程度深く考えたら,ひとまず分かった振りをして先に進まねば何ともならぬ(無知の繰り込み). どこで折り合いを付けるか,そのさじ加減は難しい. 折に触れて幾度となく立ち戻る,あたかも無限次元の Klein の壺の表面を経巡るが如く,同じ地点でも以前とは異なる面に立ち戻る,そうやって次第に理解を深めていく以外に仕方がなかろう.
と言っている。 もちろんわたくしはそこまでの高みには達していない。 いないけれど、深く首肯するわたくしである。